スベっても明るい、“国民的マッスルお兄さん”
テレビでスベっていても、なぜかスタジオが明るくなる――そんな独特の空気をまとっているのが、なかやまきんに君さんです。
デビューは2000年ごろ、ひとり芸人として「ヤー!」「パワー!」を全力で叫ぶ筋肉ネタでブレイク。2022年にはギャグ「ヤー!パワー!」がユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされ、『NHK紅白歌合戦』のオープニングにも登場しました。こうした歩みは、たとえばこちらの FLASHのインタビュー記事 などで振り返られています。
一見すると「筋肉だけの人」に見えますが、インタビューや著書を追いかけていくと、実はは人生や努力についての“名言製造機”のような存在。この記事では、そんなきんに君さんの言葉とエピソードから、人柄が伝わるポイントをまとめてみます。
名言①「筋トレは人生の教科書」
きんに君さんを語るうえで外せないのが、このフレーズです。
「筋トレで筋肉がつく以外のメリットって何ですか?」という質問に対して、雑誌『ViVi』の対談で、
「達成感もありますし、僕にとって筋トレは人生の教科書ですね。今があるのはすべて筋トレのおかげです」
と答えています( ViVi・山﨑天さんとの対談記事 )。
同じく 『メンズノンノ』のインタビュー や マイナビニュースの記事 でも、「筋トレは人生の教科書」と繰り返し語っており、その一貫性からも本気度が伝わってきます。
ただ筋肉を大きくするためだけでなく、
・コツコツ続けることの大切さ
・すぐに結果が出なくても、やるべきことを積み重ねる姿勢
・サボったら、自分に跳ね返ってくるという“因果関係”
といった、人生にそのまま当てはまる教訓を、筋トレから学んだといいます。
私たちの生活に置きかえると、「英語の勉強」「資格の勉強」「副業」など、何であっても“急にレベルアップしないもの”ほど、筋トレに似ています。
きんに君さんは筋トレを通じて、「結果が出ない期間」もセットで受け止めることを覚え、それをそのまま人生観として語っているのが印象的です。
名言②「筋肉を裏切ってはいけない」
世間では「筋肉は裏切らない」というフレーズが有名ですが、きんに君さん本人は少し違う視点を持っています。
インタビューで「一番大事にしている言葉」として挙げたのが、
「筋肉を裏切ってはいけない」
というフレーズです( ダ・ヴィンチWebの記事、 マイナビニュースの特集 など)。
きんに君さんいわく、「筋肉は勝手に裏切ったりしない。負担をかけているのは自分のほうだから、裏切っちゃいけないのは自分」という考え方。
・しっかり栄養と休息をとる
・サボってしまったら、その分だけ結果に響くと受け止める
・無理なダイエットで体をいじめない
といった“パートナーとしての筋肉”への向き合い方を語っています。
この考え方は、筋肉だけでなく、
・仕事や夢
・信頼してくれている人
・自分で「大事にしたい」と決めたもの
にもそのまま置き換えられるように感じます。
「裏切らない存在がいる」のではなく、「自分が裏切らないようにする」というスタンスだからこそ、前向きで、どこか優しい名言になっているのかもしれません。
「お笑いSDGs」ににじむプロ意識
長く同じギャグをやり続けていることについて、きんに君さんは「お笑いSDGs」という独自ワードも生み出しています。
デビュー当時から「ヤー!」「パワー!」だけで25年間やってきたことを、「ネタを再利用・リサイクルしながら、薄く薄く伸ばしている」と自虐を込めて語り、それを“お笑い界のSDGs”と呼んでいるのです( ORICON NEWS、 ABEMAのインタビュー、 日刊スポーツの記事、 テレビ朝日ニュース など)。
一方で、健康増進イベントや「スマート・ライフ・プロジェクト」のアンバサダーとして登壇した場では、運動・食事・睡眠の大切さを丁寧に語り、「小さい頃から健康に興味があった」と真面目な一面ものぞかせています( TOKYO HEADLINE や Newsweek日本版の取材記事 など)。
同じネタを“使い回す”のではなく、“どう見せたら今日のお客さんにウケるか”を25年以上考え続けてきた結果が「お笑いSDGs」という表現。
・同じことを続けつつ、少しずつ工夫を重ねる
・飽きられないように、自分自身もアップデートする
というプロ意識が、笑いの裏側に見え隠れします。
ロサンゼルスじゃなくて「ゼルス」? クセ強だけど憎めない一面
きんに君さんの面白さは、ストイックなだけでなく、どこか“クセが強い”ところにもあります。
その代表例が、ロサンゼルスの呼び方。
自身のX(旧Twitter)で
「ゼルスにやってきましたー‼︎ ゼルス? ロサンゼルスをロスではなく『ゼルス』と呼んでいます」
と投稿し、ファンの間で話題になりました( 本人のポストはこちら )。
一般的には「ロス」と略されるところを、あえて「ゼルス」と呼ぶセンス。
同じ投稿の中では、「ラスベガスは『ベガス』ではなく『ラス』と呼んでいます」とも説明しており、あまりのひねり方にツッコミ待ち状態です。
学生時代から筋肉留学を志し、本当にロサンゼルスへ渡って運動生理学を学んだという真面目な経歴は、メンズノンノのインタビュー などにも詳しく書かれています。
そんなストイックな一面と、「ゼルス」と言ってしまうお茶目さのギャップこそが、きんに君さんの魅力のひとつなのかもしれません。
まとめ:きんに君の言葉が、筋トレをしない人にも刺さる理由
ここまで見てきたように、きんに君さんの名言は、筋トレの話をしながらも、どれも人生や仕事にそのまま応用できるものばかりです。
- 「筋トレは人生の教科書」──結果が出ない時期も含めて、コツコツ続ける力
- 「筋肉を裏切ってはいけない」──自分で大切だと決めたものを、こちらから裏切らない姿勢
- 「お笑いSDGs」──同じことを飽きられないように続ける工夫と、長く続ける覚悟
- 「ゼルス」のような言葉遊び──ストイックになりすぎず、どこか余白を残すユーモア
筋トレをしていない人でも、
「仕事」「勉強」「家事」「子育て」「趣味」など、自分の“筋肉”だと思えるものはきっとあるはずです。
今日の自分は、その“筋肉”をちゃんと大事にできたか? 少しだけ考えてみると、きんに君さんの言葉が、じわっと心に効いてくるかもしれません。
そして、くじけそうになったときは、あの決め台詞を思い出してみましょう。
「パワー!」と小さくつぶやくだけでも、ほんの少し前向きな一歩が踏み出せるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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