マカロニえんぴつのバンド名に込められた想いとは?音大で出会った結成ストーリーに迫る!

ユニークな名前と高い音楽性で人気を集めるロックバンド「マカロニえんぴつ」。
この記事では、そんな彼らのバンド名に込められた想いや、音楽大学で出会ったメンバーたちの結成ストーリーを、インタビューの内容をもとにご紹介します。

目次

マカロニえんぴつというバンド名の由来とは

「マカロニえんぴつ」という一風変わったバンド名。ファンなら一度はその由来が気になったことがあるのではないでしょうか。

実はこの名前、ボーカルのはっとりさんが考えたものではなく、当時のメンバーのひとりが語感の面白さをきっかけにノリで決めた名前なのだそうです。そのメンバーは現在は脱退しています。

バンドの名前は僕が考えたものではなくて、メンバーが語呂で決めたんですよ。
そのメンバーはやめてしまったんですけど。
後付けでいろんな理由をつけたりはしたんですけど、本当は、ノリでメンバーがつけたバンドの名前なんです。
柔らかいのと硬いのってことなんですかね。
― はっとり(Vo./Gt.) / 岩波書店『たねをまく』より

このように、最初は意味というよりも“語感”を優先して付けられたバンド名でしたが、後になって「マカロニ=中が空洞=“無”」、「えんぴつ=白紙に描く=“創造の道具”」という意味が自然と重ねられていったそうです。

はっとりさん自身もそうした「後付け」の意味づけを楽しんでいる様子で、ファンの間ではその背景も含めて愛されるネーミングとなっています。

“柔らかいマカロニ”と“硬いえんぴつ”という相反するものを組み合わせた名前は、音楽性の幅広さや柔軟な発想を象徴しているのかもしれません。

一度聞いたら忘れない響きに込めた意図

「マカロニえんぴつ」という名前は、その響きだけでも強烈なインパクトがあります。

当時からメンバーたちは、「他のバンドと被らない名前にしたい」「聞いた瞬間に印象に残るものにしたい」と考えていたそうです。

意味よりもまず語感。耳に残ること、親しみやすさ、そしてどこか遊び心を感じる組み合わせ――それが、バンド名を考える上で最も大切にされたポイントだったようです。

結果として、今では検索性・ブランド性ともに抜群の名前になっており、「音の記号」として成功した好例といえるかもしれません。

音大で出会ったメンバーたちの結成エピソード

マカロニえんぴつは、2012年に洗足学園音楽大学で結成されました。

中心となったのは、山梨県出身のボーカル・はっとりさん。

大学入学後すぐに「バンドを組みたい」という思いから、学内の同級生たちに積極的に声をかけたそうです。

本人曰く、「この人なら断らなさそう」「友達が少なそうな人から順に誘った」というユニークな基準でメンバーを集めていったとのこと。

演奏スキルよりも、まずは人柄や雰囲気を重視したというこのスタンスが、結果として今のバンドの“仲の良さ”や“空気感”に繋がっているのかもしれません。

初ライブは2012年6月16日、大学内のイベントで行われました。

この日をメンバーたちは“正式な結成日”と位置づけており、今でもファンにとって大切な記念日となっています。

音楽大学ならではの専門的な学びや、日々のセッションや実技のなかで培われた基礎力が、現在の楽曲クオリティの高さにもつながっているのでしょう。

まとめ

マカロニえんぴつのバンド名には、メンバーたちの自由な感性やユーモア、そして後に生まれた創作への姿勢が自然と重ねられていきました。

意味を後から与える柔軟さ、語感や印象を大切にするセンス――それらすべてが、彼らの音楽性と共鳴しているようにも感じられます。

音楽大学で出会った仲間たちが、実力と感性を武器に活動を重ね、今やロックシーンの第一線で活躍するバンドへと成長したマカロニえんぴつ。

これからも、“えんぴつ”で描くように、自由で豊かな音楽を届けてくれることでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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