お笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二さんの代名詞とも言えるフレーズ、
「なんて日だ!」。
この一言が放たれるだけで、思わず笑ってしまう人も多いのではないでしょうか。
でもこのセリフ、一体どのようにして生まれたのかご存じですか?
今回は、その誕生秘話や背景に迫ります。
「なんて日だ!」が初めて登場したのはいつ?
「なんて日だ!」というフレーズが広く知られるようになったきっかけは、
2012年に開催された「キングオブコント」です。
この大会でバイきんぐは見事優勝を果たし、一気にブレイク。
その中でも特に注目を集めたのが、セカンドステージで披露したネタ「帰省」。
このネタの中で、小峠さんが放ったセリフが
「今日は一体なんて日だ!」でした。
この一言が爆発的にウケ、以後、小峠さんの代表的な決めゼリフとなったのです。
ただし、「帰省」がこのフレーズの“初出”であるかどうかは、明確な証拠はまだ確認されていません。
とはいえ、広く世間に認知されるようになったのはこのステージがきっかけであることに間違いはないでしょう。
小峠英二が明かした誕生秘話とは
2017年、小峠さんはTBS系列の番組「オー!!マイ神様!!」に出演。
その中で「なんて日だ!」が生まれた経緯をテレビで初めて語りました。
彼は「誰も使わないような言葉をネタに取り入れたい」という思いが強く、
言葉選びに非常にこだわっていたと語っています。
印象的だったのは、「ただの面白さではなく、“違和感のある言葉”を使いたかった」とも話していたこと。
日常生活ではあまり使われない、
“なんて日だ!”という言葉のチョイスは、確信的だったようです。
BLANKEY JET CITYとの意外な関係
さらに興味深いのは、小峠さんがフレーズのインスピレーションとして、
ロックバンド「BLANKEY JET CITY」を挙げている点です。
彼は学生時代からバンドの世界観に大きく影響を受けており、
独特な歌詞や言葉の使い方に強い憧れを持っていたとのこと。
BLANKEYの歌詞には、日常の中にある違和感や切なさを鋭く表現するフレーズが多く、
それが小峠さんの「言葉へのこだわり」に繋がったのかもしれません。
具体的にどの曲や歌詞に影響されたかは明かされていませんが、
その精神的な背景として彼らの存在が大きかったことは間違いないでしょう。
まとめ
「なんて日だ!」というたった一言が、ここまで人々の記憶に残る理由。
それは、言葉を徹底的に選び抜いた小峠英二さんのこだわりと、
彼の笑いに対する真摯な姿勢があったからこそではないでしょうか。
キングオブコントでの歴史的な一言、そしてその裏にある音楽からの影響や言葉選びの哲学。
何気ないセリフのようでいて、その裏には深い物語が隠されていました。
今後も彼の発言やネタの中から、新たな“名セリフ”が生まれてくるのが楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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