紅白初出場が話題に!朝ドラ主題歌で広がる注目度
2025年11月14日、NHKが年末恒例の「第76回紅白歌合戦」の出場者を発表しました。
その中でもひときわ注目を集めたのが、フォークデュオ・ハンバート ハンバートの初出場決定というニュースです。
結成からおよそ27年、夫婦としても音楽活動を続けてきたふたりが、紅白という大舞台に立つという展開は、多くの音楽ファンだけでなく、朝ドラ視聴者からも大きな反響を呼びました。
彼らが紅組として紅白に選出された背景には、2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の主題歌を担当したことが大きく影響しています。
朝ドラのために書き下ろされた新曲「笑ったり転んだり」は、日々の小さなつまずきも肯定してくれるような優しい歌詞と、温もりあるハーモニーが心に残る楽曲。
この主題歌の人気により、ハンバート ハンバートの名は、これまでのファン層を越えて“お茶の間レベル”へと広がったと言えるでしょう。
“夫婦デュオ”として歩んできた27年の音楽人生
ハンバート ハンバートは、佐藤良成さんと佐野遊穂さんによる男女デュオ。1998年の結成以来、ライブ活動や楽曲制作を夫婦ふたりで地道に続けてきました。
2005年にリリースした「おなじ話」がFM局でパワープレイされ、徐々に全国に名前が広がり始めます。
以降、ドラマ・映画・CMとのタイアップ、フェス出演などを通して、“素朴だけど胸に残る”音楽スタイルが多くの共感を集めていきました。
ここ数年では、2022年のアルバム『丈夫な私たち』や、2024年の『カーニバルの夢』など、精力的なリリースが続いており、2025年11月にはキャリア初となるベスト盤『ハンバート入門』も発表。
収録された代表曲には、「ぼくのお日さま」「大宴会」「黄金のふたり」など、日常と感情が重なる名曲が並び、まさに活動の“総決算”的なタイミングでの紅白出場となりました。
家族と音楽が重なる日常──生活と創作のリアル
ハンバート ハンバートが多くの人の心に響く理由のひとつは、その音楽が生活と地続きであることにあります。
ふたりは実生活でも夫婦であり、3人の子どもを育てながら音楽活動を続けてきました。
インタビューでは、自宅のリビングで子どもたちが遊ぶ傍ら、曲作りをするという日常が語られており、そのエピソード自体が“物語”のよう。
スタジオではなく、家という空間から生まれた楽曲たちには、家族と共にある生活感と温もりが宿っています。
たとえば、2017年のアルバム『家族行進曲』では、「面倒くさくて、でも愛おしい家族」をテーマにした12曲が収録されています。
この作品には、リアルな暮らしをベースにした夫婦の視点が色濃く反映されており、聴く人の生活にもそっと寄り添うような力があります。
また、最新のベスト盤に収録された「それでもともに歩いていく」や(アルバム収録曲の)「ふたつの星」といった楽曲からも、パートナーシップや家族への深いまなざしを感じることができます。
まとめ
2025年、朝ドラ主題歌「笑ったり転んだり」をきっかけに注目度が一気に高まったハンバート ハンバート。
結成からおよそ27年、夫婦という関係性と音楽という表現を、無理なく重ねながら歩んできたふたりが、ついに紅白という舞台にたどり着きました。
これまでの活動を振り返れば、その音楽は“特別”を目指すものではなく、日常をそのまま差し出すような誠実さに満ちています。
だからこそ、朝ドラの主題歌としても、紅白の大舞台でも、聴く人の心に自然と届くのではないでしょうか。
大晦日の紅白本番では、きっと“リビングから届くハーモニー”が、日本中に温かな空気を運んでくれることでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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